愚妻、再就職。【うしおりずむ】

「家計のために」と再就職を決めた健気な妻が、職場の狡猾な上司たちの手によって、文字通り「便利な道具」へと堕とされていく展開が秀逸でした。最初は戸惑い、拒絶していたはずの彼女が、職場という逃げ場のない支配構造の中で、徐々に羞恥心を剥ぎ取られ、肉体の快楽に抗えなくなっていくプロセスが非常に丁寧に描かれています。

特に、自宅で夫に見せる「良き妻」としての顔と、職場で男たちに蹂躙され、雌としての本能を曝け出す「愚妻」としての顔の対比が強烈な背徳感を生んでいます。夫の知らないところで、彼女のプライドがズタズタにされ、代わりに取り返しのつかない淫らな癖が刻み込まれていく様子には、背筋が凍るような興奮を感じました。社会的な地位を利用した理不尽なまでの陵辱と、抗えない快楽による精神の崩壊が絶妙にミックスされた、寝取られ作品の醍醐味が詰まった傑作です。