みんなが誰かと付き合えるまでの話【フグタ家】
放課後の密室、悪ふざけの冗談が取り返しのつかない一線を踏み越えさせる。いつものたまり場で交わされる、引きつった笑い声と急速に濃くなっていく空気の湿り気。ふざけ合っていたはずの肌が直接触れ合い、戸惑いと好奇心が混ざり合って理性を麻痺させていく。曖昧だった距離が決定的に壊れる瞬間、4人が目撃した光景とは――。
【みんなが誰かと付き合えるまでの話 / フグタ家】 あらすじ
浅見修(あさみしゅう)、吉川健人(よしかわけんと)、小山千秋(こやまちあき)、関口真由(せきぐちまゆ)は、同じクラスの仲良し4人組。
放課後になると決まって修の部屋に集まり、くだらない話をして笑い合う。そんな何でもない時間が、いつしか4人にとって当たり前の日常になっていた。
その日も、始まりはいつもと変わらなかった。
しかし、健人が始めた軽い悪ふざけは次第に度を越し、ただの冗談では済まない方向へと転がっていく。
ほんの出来心から始まった遊びが、それまで曖昧だった4人の距離と想いを、少しずつ変えていく――。
とても長いです。今までやらなかったパターンをやってみました。
収録内容:表紙1p+本文146ページ+おまけ1ページ+あとがき1ページ
PDF同梱
【みんなが誰かと付き合えるまでの話 / フグタ家】 感想・レビュー
🔥 管理人のガチ推しポイント
気心の知れた男女の仲間うちという最も壊してはいけない聖域が、ほんの些細な悪ノリをきっかけに音を立てて崩壊していく背徳感が尋常ではありません。
最初は冗談半分で始まったはずの接触が、肌の温もりを直に感じ取るにつれて引きつった笑い声を奪い、生々しい沈黙へと雪崩れ込んでいきます。
普段通りの関係に戻りたいと頭では理解していながら、目の前の露わになった肉体と熱気に抗えず、ずるずると境界線を踏み越えてしまう心理描写。
紙面の隅々から立ち上る密室の湿った空気と、気まずさと情欲がせめぎ合う表情の歪みを捉えるペンタッチの生々しさに息を呑みます。
もう二度とあの頃の無邪気な放課後には戻れないという決定的な断絶と、甘い泥沼に引きずり込まれる感覚に完全に呑まれます。
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悪ノリで捲り上げられた布地の隙間から覗く、生々しい皮膚の赤みと汗の粒。
拒絶しきれないまま身体を固まらせて、荒い吐息を漏らす表情の描き分けが凄まじい。
すぐ隣に仲間がいる狭い空間で、皮膚と皮膚が密着する鈍い音が聞こえてきそう。
恥じらいと興奮で涙目になりながら、下腹部を貫かれて声を堪える顔の毒気。
視界一面に広がる取り返しのつかない生々しさに、ページをめくる手が震える…たまらない。
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最初は傍観していた者すらも、充満する熱気にあてられて当事者へと引きずり込まれる。
ふざけ合いの延長という言い訳を失った瞬間、全員の理性が音を立てて砕け散る感覚。
目の前で親しい友人が貪られている姿を見せつけられ、感覚が麻痺していく異常さ。
友人の枠組みを完全に踏み越え、本能のまま互いを求め合ってしまう無力な結末。
静まり返った部屋に残された取り返しのつかない余韻に、完全に思考を奪われた。
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★5.0
やめなよって言わなきゃいけないのに、喉がカラカラに渇いて声が出てこない。
至近距離で見つめ合ってしまう気まずさと、身体の奥から突き上げてくる熱さの矛盾。
仲間同士の境界線がぐちゃぐちゃに混ざり合って、ただ快楽だけに引っ張られていく。
もう二度と元には戻れないと分かっているのに、腰の震えを止められない情けなさ。
全員で秘密を抱えてしまったあの決定的な空気の重み、もう絶対に抜け出せない。
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冗談だよって笑って済ませようとしてるのに、誰も止められないまま空気が熱を帯びていく。
心臓が耳元で激しく脈打って、見ているこっちまで息が苦しくなる。
気まずそうに目を逸らしながらも、触れ合ってしまった肌の熱さから逃げられない。
女の子たちの引きつった笑みが、快楽に押し流されて女の顔へと崩れていく残酷さ。
もう明日から普通に教室で顔を合わせるなんて絶対に無理、完全に取り返しがつかない…息が浅い。